ナンタケットバスケットとは

時を編むナンタケットバスケット

ナンタケットバスケットは、アメリカ東海岸のニューイングランド、マサチューセッツ州にあるケープコードの沖50kmの大西洋に浮かぶ小さな島、ナンタケット島で作られているバスケットです。
ナンタケットの捕鯨船猟師たちが、フィリピンや南の島から持ち帰った籐と鯨から採れる油を入れる樽を作る技術が出合い、そこで作り上げられたものがこのナンタケットバスケットです。

上流階級のバスケット

ナンタケット島は、20世紀になり脚光をあび、今では自家用ジェット機やヨットで人々が訪れるような高級避暑地となりました。人々が訪れるようになると網目の細かさや姿の美しいこのバスケットが徐々に人々の間に浸透していき、ナンタケットバスケットは、アメリカでも知る人ぞ知るという上流階級の暗号のような存在となります。
人の手によってひとつひとつ編み込まれたバスケットは網目がとても繊細、かつ丈夫であり象牙などの装飾も非常に美しく、いまでは「カゴのエルメス」といわれています。

基本はオーダー製のバスケット

ナンタケットバスケットは、頑なな職人によってバスケット作りが引き継がれています。それは緻密な手作業で作られ、製法じたいはあまり外部に洩れることなく、限られた者だけによって伝えられ、代々守られています。実際アンティークのナンタケットバスケットの中には、オークションに出品されて何十万ドルというレベルのものまであるのだそうです。
ナンタケットバスケットは昔からオーダー製で、個々のスタイルに合ったバスケットを作ってもらうため、二つとして同じものはないのです。ナンタケット島では、昔ながらの古いバスケットを、日常的に使い込んでいる人たちをみかけます。バスケットが壊れてもまた丁寧に繕い、一生使うものとして大事にされています。

バックとしても飾り物としても…

バスケットは、お出かけに持つバックとして使うことはもちろん、何気なく部屋に飾っておくだけで、部屋の雰囲気を盛り上げてくれます。家では小物入れとして活用していたり、平たく編んで、お盆のようにも使ったりもしています。しっかり編まれているから多少乱暴に扱っても大丈夫だし、古くなるほど飴色のツヤが出て、いっそう味わい深いものになるのです。

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どのような場面にも持てる不思議なバスケット

ナンタケットバスケットは、「かごのエルメス」と称されているように、ドレスアップした時のバックとしても、またカジュアルな服装の時もカジュアル感覚で持つこともできます。どのような場面でもナンタケットバスケットはとしてあたたかく迎え入れてくれます。